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学校休校 あなたは何を考え、何をする? NPO法人子どもとメディアから

 団体会員のNPO法人子どもとメディアから、学校休校中の子どもとおとなに向けてメッセージが出されました。

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 3月から5月までの長期にわたる学校休校という、これまでなかったようなことがみなさんの周りに起こっています。子どもも大人も経験のないことです。

 今こそしっかりと「子どもの育ちに必要なものは何か?」を考えなければならないのではないかと思い、NPO法人子どもとメディアは、以下のメッセージを発信することにしました。

<こどもたちへ>

 突然の休校にびっくりしましたね。学年の終わりと始まりが休みになって、戸惑ったり、友達や先生と会えなくてさびしかったりした人もいるでしょう。

 ずっと家にいると時間もたっぷりあって退屈していませんか?でも、いままで「やりたかったけどなかなかできなかったこと」ってありませんか?

「段ボール迷路を家の中に作る」「お菓子やケーキを作る」「全〇巻の本(漫画)を読破する」「ハリーポッターの映画を全部観る」「聞いたこともないような音楽を聴く」など、やりたいことをぜひやってみてください。

 「星のこと」「虫のこと」「海のこと」「町の歴史」「ロボットの仕組み」など、テレビ局や会社が、科学や歴史、学習をサポートするようなサイトを立ち上げています。自分の好きなことをより深く学んでみたり、いままで全く知らなかった世界に触れてみたりする絶好の機会でもあります。

 皆さんは今、自分の「好き」を追求するチャンスと新しい世界を開く機会をもらったのです。ぜひ、たっぷりと時間を使って、自分の「好き」を見つけてください。

<おとなたちへ>

 人類という種は、子どもが育つには、人と触れ合うこと、手をとりあうこと、語り合うことが必要な生き物としてこの地球上に誕生しています。でも、いま新型コロナがこれらの大きな部分を奪っています。つまり、ヒトが人間として育つための重要な要素のいくつかが、今、子どもたちから奪われているということの重さを、親や教師は意識しなければならないと思います。

 そして、それを取り戻せるのは何時で、どのような場所・環境なのかを考えることが求められています。例えば、子どもたちの体重の異常な増加も報告され始めています。ですから、可能な限り、学校や部屋の中というようなスペースではなく、山や川、広場などの自然の中で、子どもたちの体験を展開していかねばならないと思います。今こそ大人たちが知恵を出し合って、そのような場を作る準備をしてほしいので